白紙ソート

読書記録

「キノの旅」
ディストピアものだったのね。
閉鎖された国をめぐるが、どの国も極端化していて・・・というパターン。
キノは住人から話を聞くだけだったり、国を滅ぼしたり、適当に関わる。
人間の業みたいなものを感じさせられて、わりと重い。
あと銃器には並々ならぬこだわりがあるようだ。


「人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊」
2030年というのは、著者が汎用AIが開発されるだろうと考えた時期。
そこから雇用が減っていき、2045年には1割の人間しか働かなくなると予想している。
囲碁将棋で騒ぎになっている特化型AIは、過去の産業革命のような技術的失業をもたらすが、雇用の壊滅は起きない。
しかし人間の知能を代替できるようになったとき、機械だけが労働すればいいことになり、雇用はなくなる。
そのとき必要なのがベーシックインカムというのが著者の結論。
20年後ぐらいなので、この予想にかけて老後のために働くのをやめるというのもいいかもしれない。
アマのレビューでは賛否が分かれている。
著者はAI技術を学んではいるが、あくまで経済学者なので仕方ないだろう。

「なまけものになりたい」
タイトル買いした水木しげるの本。
ラバウルでの暮らしのあたりでは、幸福とはなんぞやと考えさせられた。
土人という言葉にドキッとしたが、執筆当時は別に差別用語ではなかったらしい。
日本人は苦しみに耐えることに価値を見出す、というのは頷かされた。
日本人はマゾ
だから幸福度が低いのだとも。
悪いことがあっても精神論で黙らせて、しなくてもいい苦労を評価する。
それは今でも変わっていない。
批判が肯定される環境になってきただけマシだけど。

「機巧少女は傷つかない16」
完結。前の巻から2年近く間が空いたのでサブキャラとか結構忘れてた。
上下巻になったのは伏線回収のせいか。
見た感じ大事なところは回収できていたので2年かけた甲斐はあったと言える。
対マシンドールはベタベタしていたのを上手く使った感じ。
ラストがあっさりした感じだったけど、著者の決めてたイメージなのでそれでいいのだろう。
とりあえずハッピーエンドになってよかった。


読書記録

新人賞はめんどくさくなったのでとりあえず休止。
日本ホラー大賞の参考用に借りてきたホラー小説ばっかになった。

「イギリス恐怖小説傑作選」
図書館の棚にあったので借りてきた。
時代が古いせいか、あまり怖くはなかった。

「ラヴクラフト全集7」
ニャル子さんとかいろんなところで見かけるので、かねがね御大の作品は見たかった。
なぜ7なのかというと、図書館の棚に7巻しかなかったから。
「名状しがたい」の文言とか独特の雰囲気がよかった。
でも読むのがけっこうダルかった。
最後の巻だったので資料や書簡なども収録されてた。
自身が見た夢を元にして書くことが多いというのは驚き。
有名作品は載ってなかったので他のも読めたら読む。

「リング」
髪を振り乱した貞子のイメージだが、そういう貞子は出てこない。
調べて初めて三部作であると知った。
続きが気になるので図書館予約。
有名作品だけあって、描写はかなり怖かった。
超能力者の怨念とウイルスの増殖機構を合成した結果、ダビングして見せないと死ぬ呪いのビデオが生まれた。
この設定は面白い。
ビデオの最後が消されたため、呪いを解く方法が分からない。
そこから、このビデオの映像はなんなのかなど、種々の謎を解いていく過程は推理小説みたいで面白かった。
というか、純粋な恐怖描写だけで長編ホラーは書けないから、どうしてもミステリーやサスペンス要素が必要になってしまうのか。
呪いの原因が分かっちゃうと面白いんだけど、名状しがたいものへの恐怖は薄れるのはアレだよね。

「エロマンガ先生」
アニメのほう。一挙放送で見た。
11話の途中でタイムシフト視聴期限が切れてしまったので、購入。
12話はおまけだからいいや。
小説家は集中したら一気に上げられる人種なのか。
単に若さでぶっちぎってるだけなのか。
一日5時間ぐらいでエンストする身には羨ましい。
誇張されてるのかもしれんけど、西尾維新とかかまちーとか森博嗣とか赤川次郎とかの存在を考えると、別に大げさでもないのかもしれない。
というか、あれぐらいしないと生き残れないのかな?
新人賞へのやる気が失せた理由の一つ。
あそこまでの熱量は俺にはねーわ。
いや、なくはないんだけど、少なくともラノベを書くことへのじゃなかった。

MF進捗6

プロット添削の結果が返ってきた。
一言で言うと、「全体的にアイデアが陳腐」。
キャラも設定も全部よくあるものであり、大幅な見直しor諦めたほうがいい。
非情にショッキングな結果だった。
しばらく気持ちの整理がつかず、混乱しっぱなしだった。
とはいえ、前兆はあった。
以前、あらすじを考えたときに、妙にスラスラと思いついたというのがそれだ。
あっさり思いつけたのは、すぐに思いつくよくあるパターンを、自動的に組み合わせたに過ぎなかったからなのだろう。(小説の神はそうそう降りてこない)
添削をする前に、全否定されたらどうしようという考えがチラッと浮かんだのだが、怖かったので無視していた。
それを突き付けられたわけだ。
もう一つ頷ける点もあった。
プロットでは、プログラムでできた世界という設定にしていたのだが、指摘によると、これはSFでは頻出の題材らしい。
これをやるなら相当凝らないと無理らしい。
実際、添削待ちの間に読んだ「順列都市」は設定の洪水というレベルで、自分の設定の薄さが恥ずかしくなった。(もっとも、その辺の設定は大して重要じゃないので考えてなかった、という言い訳はあるが)


というわけで諦めて別のものを考えることにした。
前々作も含めて2か月ぐらい無駄になったことになる。
アイデアをイチから練り直していくことになるが、いつまでにしようか悩む。
なるべくすぐ思いつく奴はボツにしていくスタイルで行けば陳腐にはならないか?


あと電撃小説大賞の結果が発表されたが、案の定一次落ちだった。
いろいろめちゃくちゃだったししょうがない。

でもなんかもう飽きてきた
どうしよ

MF進捗5

進捗:9535文字
思うように捗らない。
キャラの設定とキャラ間の関係発展と話の構成をうまく調節するのに苦労している。
ストーリー先行でやったツケが回ってきたか?
あと構成に不安がある。単調になっている気がしてならない。

悩みすぎて思考拒否状態に陥った。
生煮えでも構わないからダーッと書き出してみたら直った。
便秘みたいになってたのかもしれない。

「順列都市」を読んでいる。
人間をデータ化して機能ごとに再現した<コピー>の技術が実現された近未来の話。
さらにそれも飛び越えた無限の世界の話に発展する。
よくもまあ、こんなにも設定が思いつくものだと感心し、半ば打ちのめされた。
SFはこれぐらいやらないとダメなんだろうなぁ。

「増補新版 書く人はここで躓く!: 作家が明かす小説の「作り方」」を読んだ。
小説とは、読者にどう感じさせ、どう思わせるか。これは読者の感情をハッキングするようなものか。
著者の小説の定義が興味深い。
小説は一種の時間芸術で「設定」から「新局面」までの時間的「展開」の中で、主人公その他の人間像と、人間関係を描き出しつつ、それが変質して行く軌跡を捉えるもの。
そして「設定」「展開」「新局面」を以下のような感じで定義している。
設定:キャラ設定や関係、置かれた状況など
展開:設定に仕込まれた要因から必然的に起こる人間関係の変化の過程
新局面:その変化によって人物たちの間に生まれた今までと違う人間関係
人物を中心に考えていることが分かる。
実際、それぞれのキャラの持つストーリーが交錯することで、物語は発展していく。
キャラのいない小説は(よほど技巧的でない限り)あり得ず、すべてはキャラクターにかかっているというのは、正鵠を得ていると思う。

「黒い森の記憶」を読んだ。
解説で赤川次郎が、小説を書くのが趣味で、高校時代から書いていた、というのを読んで、やはり多産な人はスタンス自体が違うんだなぁと思った。


MF進捗4とか

進捗:6573文字

8月10日をとりあえずの完成日にする。
稼働日が大体40日ぐらいあるので一日2000字を目途にしている。
前回が急ぎすぎだったので今回はゆっくりめで。
時間ないし、本当はもっと増産したいんだけど、粗製濫造になってもね。


11月の日本ホラー大賞に応募しようと思ってるので、ちょっと前からホラー作品をいくつか読んでいる。
怖いのは苦手なのでホラーはあまり読んでいなかったが、別に平気だった。
「パラサイトイヴ」とか「キャリー」とか。
あとラブクラフトとかリングとか借りてきた。
正直、何をもってホラーとするのかよくわからない。
恐怖と言っても、びっくりする系の恐怖とぞっとする恐怖じゃ、種類が違うと思うし。
個人的にはゾンビが出てきてドーン!みたいな心臓に悪い系よりは、じわじわ恐怖が忍び寄ってついにはひどいことになる感じのほうが好き。
狂人が猟奇的なことをするやつはホラーなのかなぁ?サイコホラーはホラーって感じがしない。書いてはみたいけど。
あと長編にする方法が分からない。
恐怖イベントを撒きながらクライマックスで主役を殺せばいいのか?
キャラの心理やキャラ同士の関係で話が作られるけど、呪いがそれと分離してるから書きにくいのかも。
書きたいシーンはあるけど、すぐ死んじゃうもんだから短編にしかならん。
キャラを増やすか、蘇生させるかしないとすぐ終わってしまう。



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