白紙ソート

【読書感想文】 反貧困-「すべり台社会」からの脱出

最近話題になりつつある貧困問題についての本です。
サブタイトルのすべり台社会とは、雇用、社会保険、公的扶助(生活保護)の
3つのセーフティネットのどれも受けられない状態を指しています。
非正規雇用によって収入が不安定になり、貧困状態になります。
その結果、社会保険料が収められず、さらに、生活保護も役所の違法な水際作戦によって受けられないということが起きています。

非正規雇用、ひいては貧困に陥ったのは自己責任だろうという人もいます。
しかし、大半の人は、自分ではどうにもできない問題(貧困、DV、親の死など)により、望まないまま低学歴になった結果、非正規にしか就けない状態に陥り、結果、貧困状態になっています。
選択肢がない以上、自己責任ではないと著者は述べています。
私もなんとなく貧困は自己責任だと思っていましたが、それは基本的に間違った見方だったと反省しています。
貧困はすぐに改善されるべき問題だと感じました。

この本ではタイトル通り反貧困の活動も始まりつつあることを紹介しています。
著者は生活困窮者に対する生活相談を行うNPO法人「もやい」を立ち上げました。
そこから、各種の労働団体や弁護士とも協力し、日雇いの偽装請負および違法搾取を行っていたエム・クルー社に対する交渉や北九州市の生活保護の違法阻止に対する告発を行うなど、貧困を助長する行為を防ぐ活動がなされています。
貧困にかかわる問題を何とかしようと立ち上がる人がいるということは心強いことだと思います。

貧困問題の最大の特徴は「見えない」ことだそうです。
困窮していない人の目には、貧困に陥っている人が映らないというのです。
金持ちは貧乏人が視界に入らないということです。
そして見えない、実態が分からないがゆえに自己責任論によって批判されやすいといいます。
さらには未納問題を本人が払おうとしないことを強調して、貧困問題を隠すといったように、積極的に隠されてもいます。
政府や社会が気づかない(気づこうとしない)貧困問題を俎上にのぼすため、まずは自分自身が貧困について考え、気づく必要があると思いました。

テーマ:読んだ本の紹介 - ジャンル:本・雑誌

小説を書いて・読んで思ったこと (備忘録)

東方二次小説を書きました。
「東方妹紅譚~蓬莱人と幽霊~」 (ハーメルンの作品ページに飛びます)
今回書くに当たり、ほかの作品を研究して思ったことや
書いてみて思ったことを備忘録として残します。

・セリフは連続して3~4個ぐらいが普通で、
 そこまでいったら途中に身振りや口ぶりを挟む。
 それ以上は情景が想像しにくくなるから多用はしないほうがいいと思う。
 ただ、たたみかけるようなテンポが必要な場合は会話を連続したほうが良い。
 テンポと情景描写の兼ね合いだろうか。
 商業作品でも7~8個セリフが続く場合が散見される。

・「~と言った」など発言の動作に、
 身振りを加えると情景がイメージしやすいと思う。

・発言の動作は「~と言った」だけではなく呟いた、言い放った、言い切ったなど
 状況に応じて使い分けると表現が単調でなくなり、
 情景が分かりやすいと思う。

・動作、感情表現はすべてのセリフに仕込むべきだろうか?
 この手の表現はキャラクターの個性を表したり、
 心情を表したりするためだと思うので、
 個性表現であれば、何も毎回仕込む必要はないはず。 
 心情の場合は物語の構成上必要なら入れたほうがいいと思う。

・誤記
 ×「う…ぐ」→○「う……ぐ」 
   3点リーダが2つ必要なところ1つになっている

 ×昼間から初めてもう朝じゃない→○昼間から始めてもう朝じゃない
   「はじめて」の変換ミス

 ×死体扱いにしないでよね!→○死体扱いしないでよね!
   助詞の間違い

・音読によって誤記に気づけた場合があったが、
 上記の漢字の間違いは発見できなかった。
 注意深く見るしかないだろうか。
 助詞の間違いは、ただ読むだけになっていた可能性が高い。
 今後は自分の声をよく聞くようにするべき。


テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

無職の神の面白さ

昏睡強盗容疑で女逮捕=「声優のアイコ」同一人物か―被害相次ぎ公開捜査・警視庁
http://news.nicovideo.jp/watch/nw1141289

上記のニュースが一部で話題になっています。
というのも容疑者の職業と名前が「無職の神(じん) いっき」だったのですが、
それが「無職の神(かみ)」に見えて、笑いを誘ったようです。
私も会社で見てしまい、笑いをこらえるのに必死でした。

この「無職の神」というワードはなぜこんなにもおかしかったのでしょう。
2つの要因を考えてみました。

まず、「神」のイメージとして「威厳がある」ことが挙げられます。
一方、無職は「情けない」というイメージが付きまとっています。
これを「威厳がない」と言い換えれば、
「無職」である「神」は、神なのに威厳がないということになり、
そこにおかしさが現れます。
これが笑いにつながっているのではと思います。

次に、神は豊穣や火など何かを司るものです。
日本には八百万の神がいると言われますから、
無職を司る神がいてもおかしくはありません。
「司る」は管理、支配するという意味を持ちます。
豊穣や火を支配するというとなんだか大いなる存在のように思えてきます。
ですが「無職」という個人的事情を支配していると言われてもずっこけます。
その「ズコー」感が笑いを誘ってるのではと思います。
そういえば貧乏神も「貧乏の神」と言われると情けなく感じますね。

こういう思わず笑ってしまう表現をしてみたいものです。

回避し続ける人生

最近買ったラノベ、「ノーゲーム・ノーライフ」の主人公の一人「空」はニートです。
ニートはラノベの主人公の一属性になるぐらい認知されています。
知り合いにもニートがいます。
私はニートはある意味最高の生き方だと思っています。
辛いことを完全に避け、好きなことをして平和に暮らすというのは
最高に楽な生き方だと思うのです。

ただ、代償として未来を捨てています。
親ないし金が亡くなった時点で死へのカウントダウンが始まります。
しかし、そのときにはおそらく40~50代です。
これ以降、体力や気力は衰え、病気にもかかりやすくなります。
生きづらいでしょう。
それまでを平和に楽して生きることができたなら、
残りの辛い人生を回避する、つまり死ぬという選択肢はナシでしょうか。

「そんな簡単に死んではいけない」と言われそうですが、
そもそも人間は何歳まで生きればいいのでしょう。
いろいろな考えがあります。
死ぬまで生きるという考えもありますし、
大学の知り合いには好きなように生きて40代で死にたいという人もいました。
江戸時代の平均寿命は50歳未満でしたから、
考えることすらなかったこともあったでしょう。
いつまで生きるかなんてことは個人に委ねられるものではないでしょうか。

辛いことを回避し、楽で平和な生を全うする。
それが悪いとは私には思えないのです。

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