白紙ソート

干渉されたくない

以前会社を辞めたと言いましたが、その理由の一つに企業哲学があります。
企業哲学の冊子の項目の中で仕事で成功することが人生の楽しみだというようなことが書いてあり、そのほかにも生き方に関する項目がいくつかありました。
それらの項目を朝礼で読むことがあったのですが、会社に生き方を押し付けられているようで読むたびに不愉快な気分になったことを憶えています。
まあ正直我慢できるレベルではあったのですが、それが長く続いたことが辞める一つのきっかけになったことは否めません。

同じようなことは就活中にもありました。
5月頃のことでしょうか。
研究室の教授と面談したときの終わり、内定がなかなか決まらなかった私に対して教授が「さっさと(決めろ)」という風に念押ししてきました。
それを聞いて私は自分の生き方を他人に早く決めろなどと言われたくないと憤慨しました。
その後、教授にとある会社を受けるように勧められたのですが、「きっと内定を出してもらえるよう話をつけているに違いない。こいつに俺の進路を決められてたまるか」と思い筆記試験でわざと落ちました。
今考えるとあの人にそこまでの権力があったとも思えないので、早とちりだったと思うのですが、あのときは頭に血が上っていて、冷静さを欠いていたのでしょう。

要するに私は自分の生き方に干渉されることをひどく嫌がる性格なんだろうと思います。
世渡りがヘタなタイプですね。

ニコる

ニコニコには動画やコメントを評価する「ニコる」という機能があります。
要するにfacebookの「いいね!」のパクリなんですが、公式で狙っている節があるのでまあ別に。

最近コメントをするとちょくちょくニコられることがあって、その通知が来るたびに承認欲求が満たされてちょっといい気分になります。
ニコられるコメントは「ちょwwww」などの一般的な定型句よりは、ひねった面白いコメントが多いようです。
なんでもないコメントがニコられることがありますが、コメントをダブルクリックするだけでニコってしまうので誤爆かもしれません。
そんなわけでニコられようとときどきウケ狙いのコメントをしています。
思いっきりハズしているかもしれませんが、どうせ一瞬で過ぎますし気にしない。
私のような人(お寒いコメントをする人のことではない)が増えて多種多様なコメントが増えれば面白いコメントも増えてくるでしょう。
ニコニコの魅力は何と言ってもコメントですから、面白いコメントが増えることはユーザーにとってはうれしいことです。
ニコるは質の高いコメントを増やすきっかけになっているのではないでしょうか。

ところで、ニコニコのメインである動画ですが、これを投稿すると、再生数やコメントによって承認欲求を満たすことができます。
コメントもニコられることで評価され、承認欲求を得られるという点は動画投稿と同じです。
ニコるによってコメントの投稿がプチ動画投稿になったと考えることができるなぁと思いました。

【読書感想文】ジャンヌ・ダルク-歴史を生き続ける「聖女」-

かの有名なジャンヌ・ダルクについての本です。
といっても彼女の功績をメインとした内容ではなく、
死後の評価や多様な肖像を通して彼女の真の姿に迫るものです。
ジャンヌの姿には、フランスの英雄や神秘の女性といった一般的イメージから
傀儡説、ヒステリー患者説、王女説といったものまであるそうです。

その中で目を引いたのはヒステリー患者説です。
ジャンヌが戦地に赴いたきっかけは神の声を聴いたこととされていますが、
それはヒステリー患者によくみられる偏側幻聴の症状であり、神秘性のない普通の少女だったというのです。
また、この意見では彼女の活躍も勇敢さや健気さは認めるものの超自然性は可能な限り排除してジャンヌを語っています。
私は合理主義者なので、こういう現実的な意見は結構好きです。
ただ史料の読み解き方に手抜かりがあり、そのあたりが批判の対象になっているのは残念ですが。

ジャンヌ像にはいろいろありますが、その主な原因となったのはジャンヌの裁判記録です。
これは当時の教会によるジャンヌの異端裁判の記録です。
ちなみにジャンヌは魔女として処刑されたのではなく、教会の異端者として処刑されたそうです。
そのことは知らなかったので、読んで驚きました。
この裁判記録はジャンヌの発言が記載されているのですが、そもそものきっかけを神のお告げと言ったことなど肝心なところがどうとでも解釈できるため、先に挙げた傀儡説やヒステリー患者説なども勃興してきたのです。
設定の曖昧さから想像の幅を広げてアナザーストーリーを考えるというあたり、二次創作に似ているなと思います。
まあ史実と創作を同列に扱うのはどうかと思いますが・・・。

様々な見方があるジャンヌ像ですが、公式には聖女としての地位を確立しています。
1919年にローマ教皇庁により、キリスト教的美徳を備え、奇跡を起こした「聖者」として認定されているのです。
私は聖女というのは通称で、公に認められているものとは思っていなかったので意外でした。
とはいえジャンヌについてこれだけ多様な見方が示されたことからわかるとおり、ジャンヌという人物には人を惹きつける大きな魅力があることは間違いないのでしょう。

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新3K

IT技術職は「きつい・帰れない・給料安い」の新3Kであると言われています。
そのせいか離職率が高く、人手不足になっているそうです。
私は最近務めていた会社を辞めたのですが、その会社も長時間残業が横行し、人手不足に悩まされていました。
なぜIT技術職はここまで労働環境が悪いのでしょう。

業種特有の事情(システムの仕様が急に変わって大規模な変更が必要になったり、バグの修正が終わらなかったり、テストできる時間が夜中しかなかったり)もあるでしょうが、問題の一つにはエンジニアが声を上げてこなかったことがあると思います。

エンジニアは基本的にものづくりが大好きで、それだけやっていれば満足という人が多いです。
そのため、長時間残業や休日出勤が頻発するような環境でもあまり文句は言いません。
むしろやりがいを感じているのではないでしょうか。
勤め先でも2か月ほど連日の深夜残業や夜勤が続きましたが、大変だったという声はありましたが、特に強い文句は出ていませんでした。まあそのせいで辞めた人はいましたが。
また、エンジニアは一人で作業することを好むので、労働組合の活動にも消極的です。
勤め先でもあるにはあったのですが完全にお飾りでした。
そのため、待遇が悪くても会社と交渉するという概念がありません。
文句が出ない状況ですから、経営者は状況を改善しようとしません。
経営側とエンジニア側の双方が労働環境の悪化を軽視した結果、今のブラックな労働環境が出来上がったのだと思います。

この状況を放置していては、離職者が増えるばかりで双方にメリットがありません。
経営側もエンジニアの労働条件を良くするよう努めることは当然ですが、それを待つばかりでなく、エンジニア側も労働環境を良くするよう働きかけつつ、現場で改善できるよう取り組むべきです。

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