白紙ソート

創作関連メモ

読んだ本

・ローレンス・ブロックのベストセラー作家入門
いろいろな小説の書き方本を読んできた。
それを自分なりに咀嚼した自分の考え方と近く、親近感がわいた。
また、文体にユーモアがあり、教科書やノウハウ本を読んでいる気がしない。
書き方本の作者の本を読むことは少ないが、これは読んでみたいと思う。(泥棒ものがあるし)

書き方も書いてあるのだが、書くときの姿勢や作家という職業の心構えについての項がよい。
「残念ながら、書かないことは、ときに書く過程の一部になることがある」
「作家になろうとしたからといって、人が餓死するわけではない」


・「もののけ姫」はこうして生まれた。
この前応募した小説はもののけ姫のワンシーンを参考にしていた。
そのとき、たまたま見つけた本。
宮崎駿の創作の仕方の片鱗が見える。
キャラクターの動きを徹底的に突き詰めている。
避けるときに前に避けるか後ろにのけぞるかという細かな違いでも指摘している。
動作はキャラの性格が出るからだ。
「作家の側は、登場人物達のバック・ヒストリーを練り上げ、その人物の性格、行動規範などを把握して、ある状況に投げ入れる。そこで、どんな行動をとるのかを映画の中で見せることになる。こういう人物であれば、確かにこんな反応をするに違いないというリアリティ、説得力が映画を支えている」

・徳田秋聲全集24巻
戦前の作家、徳田秋聲の創作関連の全集。
ほかの書き方本で紹介されてたので借りてきた。
文体が古く、分量も多いため、さすがに全部は読み切れなかった。
最初の「人物描写法」だけ読んだ。
これだけでもかなり役立ちそうな話が載っていたので、ばら売りしてないかと探したがなかった。
国会図書館デジタルコレクションには別のがあったが、「人物描写法」はなかった。
全集は暴落してるのでどっかで安く売ってないかな・・・。

ざっくり並べる。
性格と会話は一致させろ
会話は動作をつけろ

記述と描写は違う
「描写――描くということの目的は、趣意を伝えたり、筋を語ったりするのではない。
また、事件を伝えるのでもない。眼から頭脳に映った光景――状態を、そのまま生き生きと紙の上に再現することである」

心理分析
「作家として自己を反省するという意味は、~なぜこういうことを考えるか、なぜこういう心理が働くか、なぜああいうことをしたか、その経路とか、起こってきた力とかいう点を研究するのである」

人物描写
「その物を観て、自分の動かされたり感じさせられたりしたその感情を主にしては書かないで、動かされたり感じさせられたりしたその物を書いて、それを読む人々に、自分の動かされたと同じ心持ちを起こさせようとする」
「例えば、ただ父が死んで悲しいと自分の悲しい心持ちを書くよりもその悲しみを湧き起らせる原因、事情、有様を再現すれば、読む側は作者から悲しいという声を聞かなくとも、描かれたところによって十分その悲しみを味わうことができる。
描写の生命は即ちそこにある。」
直で書くよりも雰囲気を描くほうが伝わる?

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